30代以降の自分は4回の転職を経験して、勤務した5社のすべてが賞与が全く支払われないか、会社の業績がよければ数万から10万前後程度の賞与が年1回支給されるといった企業だったんだけど、どうもその賞与が基本的に支払われないといった点においてものすごくネガティブに取る人が多いんですよね。「うちの会社は賞与出ないんすよ」みたいなとことを言うと、「えっ・・大変ですね……」とか、何だか聞いてはいけないことを聞いてしまったかのような反応をされたりとかね。
もう一点、住宅手当やら家族手当のようなもの。これも全て基本的に出ない会社にいたわけなんだけど、転職して新しい会社に行くという話をするたびに、「住宅手当は出るの?」みたいなことを聞かれる。そんなものはないと答えると、やっぱり賞与と同じ反応が返ってくることが多いw
知人なら別にいいけど、両親がこういう反応をしてくると面倒くさい。そんな会社で大丈夫なのかと心配だ攻撃が始まってくる。
賞与やら住宅手当やらってそんなに重要?こういうと「お金じゃない」というような薄っぺらい意識高い系の主張が始まるのかと思われてしまうかもだけど、そういう話では全くないっす。むしろ、「お金」という点を考えて、どう考えても賞与や住宅・家族等の属人的な手当(通勤費は除く)の有無なんて関係ないっす。もっと言えば、賞与や住宅手当なんてないほうがいいです。転職の際には賞与がない会社を優先して探しているくらいですw
何言っているかよくわからないという人のために、理由を書いていきます。
そもそも年収ベースでいくらもらえるかを考えるべき
そもそも論として、「いくらもらえるか」ですよね?
例えば、下記の2つの会社でどっちに入社したいと思うだろうか?
- A社 賞与:月給の4カ月分 月給:30万円
- B社 賞与:なし 月給:50万円
どう考えてもB社でしょ(笑)
A社は年収ベースで480万円なのに対し、B社は600万円
これでボーナスがあるからと(金銭的な理由で)A社を選択する人なんているのだろうかw
もしいたら教えてほしいっすよホント
もう一つの論点である手当について、同じく下記の2つの会社でどちらに入社したいと思うか
- A社 住宅手当:月3万円 月給:30万円
- B社 住宅手当:なし 月給:50万円
これもどう考えてもB社です(笑)
つまりは「いくらもらえるの?」が重要なわけで、賞与や住宅・家族手当の有無なんて関係ないでしょ?って話
そのはずなのに、なぜかネガティブに捉えられる「賞与・手当なし」
全く意味不明の話です……
年収が同じだとしても賞与0の方がいい
いや、そういう話じゃなくて…と思われたあなた
たとえ年収ベースで同じだとしても賞与なしの方がいいんですよ
- A社 月給40万円 賞与120万円
- B社 月給50万円 賞与0円
はい、これだと年収ベースでどちらも600万円だけど、B社の方が断然いいです!
なんでさっていう理由の一つ目
A社だと支給前に退職or休職・休業に入るリスクがあるって話です。例えば賞与の支給が12月の1回だとして、その12月より前に退職してしまったら、当然120万円は支払われませんよね。いまや転職は当たり前の時代。入社初年度で短期退職するケースだけでなく、2年目以降だって同じことが起こるわけで…
10月に退職した場合はA社だと400万円、B社だと500万円で100万円もの差がつく
まあもちろんこれはわかりやすい例にしてあるから実際には賞与の支給は年2回以上であったりとか色んなパターンはあるわけだけど、転職が当たり前の時代を考えると断然B社っすね、自分は
あとは退職以外にも予期せぬ病気によって休職してしまった場合や、育児休業を取る場合なども、まあよっぽどの超優良企業でない限りは賞与は減額されるわけで、それなら月給で先取りした方がいいでしょって思います
そして理由の二つ目
そもそも賞与は不確定要素が大きいってことです
これはまあ各社の規定次第ではあるけれども、賞与というのは基本的に不確定なものです。規定上はざっくりと書かれていて、会社が都度裁量で支給金額を決めるというパターンが多い。自分も社会保険労務士and労務管理のプロとして、関わった会社ではそういう記載を推進してきたんですね。会社のリスクを考えて。賞与の割合が多い会社だと、曖昧な記載すぎると社員の不信感が高まりますから、匙加減はもちろんありますけど。なので内定通知書などでは、「昨年の支給実績で考えると想定年収でこれくらい」という提示がされる。実際に支払われるかどうかは別。会社業績が悪かったので支給はゼロ、ということも社内規定や雇用契約書の書きっぷりによっては普通にあり得るわけです。
それに対し、月額給与というのは、会社裁量で減額するなんてことは困難を極めるわけで…
会社の業績がイマイチだろうが何だろうが、雇用契約書に記載された金額や人事制度によって昇給した金額を簡単に下げるなんてことはできない、まあ不可能に近いですよ。
そんなわけで、同じ想定年収であれば、それを12で割った金額を毎月もらえる方が確実だし、生活設計も立てやすいので、賞与0で全部月給でもらいたいです、自分は
手当も支給対象外や廃止になる可能性も…
住宅手当や家族手当も同じですね
同じ年収であれば、手当なしで全額基本給(+固定残業代)の方がいいですよ
やむを得ず実家に住むことになったりしたら支給対象外、仕事ぶりは何にも変わらないのに給与額面が減らされるって、自分は嫌だなあ・・
そもそも規定変更で廃止になる可能性もありますしね。10年くらい前からですかね、住宅やら扶養家族やら業務に関係のない属人的な事情で手当てを支給するのはいかがなものかという考え方が強くなって、そういった手当を廃止する流れが続いています。いわゆる働き方改革の一つとして、正社員と非正規社員の不合理な格差を禁止する同一労働同一賃金の考え方に適合する制度をつくる必要が出てきたこともこれに拍車をかけています。変な手当があると、非正規社員に支給しない理由はなんなのか?を説明できないといけないので。
もちろん、労働条件の一方的な不利益変更は、会社にとってハードルが高いものなので、いきなり来月から廃止しますなんてことはまともな会社ならやらないです。ただ、1年間など一定の経過措置期間を設定したうえで、段階的に廃止していくといったことは充分考えられます。
それに対して基本給(+固定残業代)はやっぱり強いですよ
賞与の件で触れた通り、減額するには困難を極めますから
もちろん人事制度に則って、人事評価があまりにも悪いので基本給を減らしますっていうことはあり得ますけど、それは賞与や手当があろうがなかろうが、どっちの場合もあり得ることなので本件には関係のない話と思います。
というわけで、自分は賞与も住宅手当もいらないです。いくらもらえるかが大事なんで…。
社保料の損得問題もありますが、1回の支給で200万とかの高額にならない限り基本的に大差ないですし、残業の多寡などでも変化するのでコントロールが難しいですから、あまり考える必要はないと思います。











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