世相

なぜSNSで「備忘録」「自分メモ」と前置きしてしまうのか

こんにちは(´A`)

今やSNSはすっかり生活の一部に溶け込んでしまってますよね。

かつて隆盛を誇ったmixiは衰退しましたけど、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム等に舞台を移し、
中高年までも当たり前のように利用する時代となっています。

で、私はmixi全盛期あたりから気になっている現象があるんですよ。(´A`)

それは、「備忘録」「自分メモ」と前置きしてからSNSに投稿するという現象なんです。
結構いませんか?そういう人。

この前置き、必要ですかね?

この「前置き」に続く内容は、今後の自分の予定であったり、思いついたことであったり、
趣味のことや自分語り、旅行歴、ライブ鑑賞歴などと実に様々であります。

そもそも本当に「備忘録」であるのならば、SNSに投稿する必要はないはず。
書くのが面倒ならスマホのメモアプリでもいいですよね。

多くのSNSでは非公開設定がありますし、メモ代わりに使うのなら公開する必要はありません(´A`)

これは一体どういうことなのでしょうか。

私が思うに、「自己主張という自覚はあるのだが、それを隠したい」という心理なのではないかと推測します。
自己主張というよりは「共感してほしい」という場合もあると思います。

今後の予定→「アクティブだね!」「私もそれ行く!」
趣味のこと→「楽しそうだね!」
自分語り→「辛い時もあったんだね。」

SNSに投稿するということは、多かれ少なかれ上記のような反応を期待して投稿しているはずです。
また、反応まで行かずとも、「投稿を見た人がそう思ってほしい。」ということもあると思います。

しかしそれを隠そうとしているのです。

つまり・・・

「お前の予定なんざ興味ねえよ、、、と思われたらどうしよう・・。」

「いいねもコメントも一切ない。反応ゼロだったらどうしよう・・。」

そう考えて、先回りをしているんじゃないですかね。

「(興味ねえ・・)」「反応ゼロ」

↓↓↓

でもこれ自分メモですから!!!

別にあなたに対して主張してるんじゃないの!自分で後で読み返すために書いてるの!!!

 

(´A`)(´A`)(´A`)

と、自分で自分を納得させるための「前置き」なのかもしれません・・

(´A`)(´A`)(´A`)

 

なんかこれ、いわゆるセルフハンディキャッピングに似てませんかね。
「オレ、全然勉強してないよ~」的な。

もっと言えばですよ、告白して盛大に振られたあとに、「冗談だよw」
とかいうカスい男にも近いですよね。

どうだ!オレの写真!⇒無反応⇒じ、自分の記録のためだし・・

(´A`)・・・

 




私は今30代前半ですが、20代の頃は「空気を読みすぎる若者」が話題になっていました。

現在ではさらにその傾向が強まっているという分析もあります。

先ほどのセルフハンディキャッピングに加え、

「とにかくこれは自己主張じゃないんだ!」という主張もあるかもしれません。

異常なまでに空気を読みすぎて、ネット上においてまで「出る杭」になってはいけないと必死になる時代。
「出る杭」になって、嫌われてしまうというリスクを極度に恐れる時代。

そんな時代なのかもしれません。

「間接自慢」なんて言葉すら出てきました。
これは「備忘録」「自分メモ」の進化形かもしれません。

本当に主張したいことを隠して、別のものでカモフラージュする。
「ずっと欲しかった高級品を買った」ことをそのまま主張するのではなく、別の出来事の写真にさりげなく映り込ませて投稿する。

なんかもう、そこまでするかって感じですけれども、本人にとっては「嫌われたくない」一心なのかもしれません。

 

あれ、、、一昔前と比べて、価値観は多様化しているはずなんですけどね。
不思議なものです。

価値観は多様化しているのに、お互いの違いを認め合う土壌はまだ不完全なのかもしれません。

若者だけではなく、結婚や子育てについての考え、職業観についてなど、自分の思想を押し付けようとする人が多いように思います。

否定される可能性が高いから主張できない、ということもあるかもしれません。

 

話はちょっと脱線しましたけど、私はどんどん主張したらいいと思うんですよね。
もちろん多少は空気を読む必要があるとは思いますけれども。

『「好きなものは好き!」と言える気持ち抱きしめてたい』ってマッキーも言ってますよ。
(20代には通じないかも・・)

~「どんなときも」作詞作曲:槇原敬之~

私ことACがブログを書く理由、ツイッターに投稿する理由。

それは誰かに読んでほしいからです。

はっきりしています。

備忘録だったらスマホのメモアプリにしています。日付も入って便利です。

だから全然無反応だったりすると切ないわけですよ(´A`)
でもそれは自分の文章力だったり、写真のセンスだったり、
そもそも私自身の人的魅力の乏しさによる問題だったりするわけです。

そうやって分析することだって必要でしょう。

セルフハンディキャッピングで自分を守ったところで何も成長しません。
「出る杭」として嫌われることを恐れたところで、平準化した集団での窮屈な毎日が待っているだけです。
(それが一番だという人もいますし、その思想を否定するつもりもありません。)

 

結局なにが言いたいのか、イマイチまとまりのない文章になってしまいましたが、とにかくもっと主張していいと思うんですよね。(^-^)

以上、個人の感想でした!(セルフハンディキャッピング)

 

※この記事は前身ブログの記事(2016年9月掲載)を一部修正したものです。
あくまで当時の情報であることをご了承ください。

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