バブルの遺産

リゾートマンションに住むという選択肢~越後湯沢編3

グランドウイング舞子高原を後にし、次の物件を見るために湯沢市街へ・・・
舞子高原からは約10kmといったところです。
新幹線と在来線、北越急行経由の特急もある越後湯沢駅周辺は、
小さな飲食店やスナック・民宿などもあるごく普通の温泉街でした。

そう湯沢は温泉があるのです!

もっともベタベタな、しかし趣もある温泉街といった感じではなく、どちらかといえば寂れた感じ。

商店もあり、日用品も揃うであろうと思われる。
だが、イオン様のような総合スーパーは見当たらない。
そこまでいかなくても、大きな駐車場を構えたロードサイド型のドラッグストアやホームセンターやらがあってもいいような気がするが・・・
ざっと車を走らせただけでは見当たりませんでした。

この辺なら、前回の舞子高原と違って淋しい感じはあまりない。
まとめ買いをしたい時は南魚沼市街まで車を走らせて、といったところでしょうか。

そんな湯沢市街。
ミナカロでは苗場の廃墟じみた建物(といってもリゾートマンションとの呼称との落差の話であって、普通の古いマンションなのだろうが)を見てから湯沢市街へと進むのだが、

「湯沢は苗場とは別天地だった。(中略)家々もピカピカしていて、苗場に比べると生きている町の気配がする」

のだそうだwww

高速から見えた「ヴィクトリアタワー湯沢」を間近で見るために岩原地区へ。
岩原スキー場の麓に位置し、かつては「東京都湯沢町」とも揶揄された地域らしい。

ここには湯沢盆地に黒く屹立する、悪名高い32階建ての「ヴィクトリアタワー湯沢」がある。関越道に隣接していることから高速の車内からも非常によく見え、湯沢乱開発のシンボルとなっているリゾートマンションである。

と紹介されているということは、周辺住民の反対などもあったのでしょうか・・・?

とりあえず近くに行ってみました。

や は り す ご い !

エントランスも立派!

離れた場所からでも目立ちまくり。
迷うことなくたどり着けます・・・。
最上部には大きくVictoriaの文字が・・・。

この建物の裏手こそ田んぼになっていましたが、周辺には高層建築物が林立。
だがたいていは「古さ」を感じさせる雰囲気だ。

しかしこのタワーにはそんなイメージが全くない。
場所以外は、東京都心部に見られる豪華な超高層マンションとなんら変わりない・・・。
グランドウイング同様、大浴場にプール、レストランなどの施設もある。
ググってみると、これが約30平米の1Kで100万円台、1LDKで450万程度。
うそーん⊂(´A`)⊃
もちろん管理費等は高めで、前回のグランドウイング舞子高原と同程度はしますけどね。

ちなみに売り出し時は「1Kのお部屋で、だいたい2700万円でした」

とミナカロに登場する不動産屋さんが話しております・・・。

10分の1以下ですね・・・。
切ない・・・⊂(´A`)⊃

ミナカロの別荘編はこう締めくくられる。

湯沢のリゾートマンションは、外観や色彩がケバケバしい建物が多く、一見して乱開発のイメージを抱かれやすい。バブルの遺産として「廃墟になってんでしょ?」と思われていたりもする。
しかし実際に建物を見てみると、老朽化が始まっていたのは、ヴィラ苗場などバブル以前の一部の物件だけ。多くはゴージャスで割安感満点、イタリア人が見たら腰を抜かすような物件ばかりだった。田んぼや山々、川などの自然も美しく、温泉街は結構賑やか。リゾートの負け組・湯沢とは言っても、これから買う人は勝ち組だろう。

もちろん「勝ち組」なのは別荘として購入する人の話。
物件価格に加えて、毎月の管理費や毎年の固定資産税を「生活費とは別に」余裕で出せる人だ。

次回は、このようなリゾートマンションに「住む」場合の問題点を挙げていきたいと思います⊂(^-^)b

参考文献:「港区ではベンツがカローラの6倍売れている」(清水草一著、扶桑社)

※この記事は前身ブログの記事(2013年5月掲載)を一部修正したものです。
あくまで当時の情報であることをご了承ください。

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コメント

    • ワンさ
    • 2021年 1月 17日

    東京の家を小さくして、老後は2拠点も有りなのか?
    仕事の場所を選ばないなら地方リゾートマンションも悪くないね。

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